紅葉の四方津大呼戸橋梁 上段編(その1)

 さあ、次は上段俯瞰です。約1時間の登山となります。まず、登山道入り口で小休止。登山靴の紐を締め直し、カメラ二台体制でずっしりと重くなったザックの紐を調整し、ゆっくりと歩み始めます。道は、大地峠に通じるよく整備された登山道で徐々に高度を上げていきます。歩みを進めるにつれ、サクサクと落ち葉を踏みしめる音と念のためにつけておいた熊鈴の音のハーモニーに五感が同調していきます。このハーモニーをバックに谷間を渡るわずかな風に舞い上がる紅葉が晩秋の調べを奏でていきます。
やがて、道の向こうの空が広がり始め最高地点が近づいた頃、全面紅葉の中にキラリと光る白い上り線のコンクリートアーチが忽然と姿を現します。残念ながら木々の成長によりかつてほどは自由な画角は得られなくなってしましましたが、俯瞰撮影ならではダイナミクスに心躍ります。
 早速、担ぎ上げてきた2本の望遠レンズを装備し縦横2台体制で待ち構えます。ダイヤから、おおよその時間を割り出し、レリーズを握りしめ、じっと彼方のコンクリートアーチを見つめます。突然音もなく現れ高速で駆け抜けていくE353。息を詰め、ここぞとばかりにレリーズを押し込みます。
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2022年11月 中央本線 四方津―梁川

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鉄路の四季を追い続けて幾年月。鉄路の主役は変わっても美しい四季のたたずまいを追い続けたいです。時には、大好きな音楽とお酒の話題も。

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