2023/07/26
455/413系が行く-2 海沿いの集落を行く
午前中に「山線」を1往復した455/413は、午後から「急行」として直江津⇔市振を2往復します。都合6回の撮影チャンスとは実にありがたいですね。
まず、1本目の「急行1号」は谷浜で。かつて、485系、475系、EF81貨物などで散々お世話になった、山と海に挟まれた狭い平地に味わい深い家屋と水田と鉄路が並ぶ素敵な集落です。(それから忘れてはいけません、銘酒「能鷹」の蔵元の所在地ですね。)
かつての記憶をたどり、草むした獣道(鉄ちゃん道)を少し登ると、なつかしい構図が開けます。昔はこんなに草ぼうぼうでなかったし、一部の水田は耕作放棄され、渋い日本家屋もいくつか建て替わっていますが、概ねかつてのイメージがそこにありました。先に見える砂浜には海水浴の人々が見受けられ、これぞ夏の風景ですね。
草が生い茂る狭い場所に慎重に三脚を立て、構図を決め、汗をふきふき列車を待つなか「急行」の名にふさわしく国鉄急行色がかっ飛んできました。
2023年7月 えちごトキめき鉄道 谷浜-有間川