E257 5000番台 踊り子51号 第2弾@片瀬白田俯瞰

 さて稲取俯瞰ですっかり気をよくした5000番台踊り子51号ですが、もう1か所、河津臨で押さえておきたいポイントがございました。それは、片瀬白田-伊豆稲取間の海岸を行く姿を遠望するポイント。午前11時ごろまでしか列車側面に陽が回らない上に距離があるので、朝のスジであることに加え「黄砂無し、PM2.5無し、気温が低い」という諸条件が揃わなくてはクリアな絵をいただけません。
 稲取俯瞰から1週間、河津臨も終わりに近づく週末に絶好の条件、「51号+GPV真っ黒、PM2.5無し、黄砂無し」がそろいました。未明のベランダから見た星の瞬き、現地へ向かう途中で迎えたオレンジから紺色までのグラデーションが見事な夜明け。これはこれは、1年にそう何度もない絶好の鉄日和じゃありませんか!
 現地に到着し三脚を立て500mmと300mmの2台体制でセット完了。眼前には青い青い海が広がり、その先に海岸線の崖っぷちを行く鉄路がくっきりと見えます。正面には利島、新島、神津島が鎮座ましまして三宅島もうっすらとその姿が拝める素晴らしい条件の中、明るい日差しを受けながらその時を待ちます。
 やがて、9時30分ごろにR21のキンメ電車が下っていきます。青い海に赤のコントラストが強烈です。改めて構図とピントを確認。さあ次です。立ち位置から片瀬白田駅方面に目を凝らすと白地に緑を配した列車がゆっくりと通過していきます。列車は、漁港を通り過ぎ海岸線に寄り添うように崖っぷちに向かって登っていきます。先頭がカーブにかかり始めたところでレリーズを持つ指先にぐっと力を入れました。
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 こちらは、300ミリで大海原をいっぱいに。
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2023年2月26日 伊豆急線 片瀬白田-伊豆稲取
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さて お次は185

  さてお次は185。ここでの出会いは、実に7年ぶりとなります。編成は6連。ありがたいことに、8000系が河津桜対応で6連となりどんどんやってきますのでそれを参考にアングルを固めます。ぴったりなら架線柱4つ分ですが、あんまり引きを取ると圧縮効果でイモムシ化の危惧。一方、ありがたいことに立ち位置拡大のおかげで縦位置でもたっぷり海を入れた構図がとれますので、横位置は架線柱5つ分、縦位置は4つ分で決済。直前の2000番台踊り子をピン電にするという贅沢な準備で仕込み完了。よしよし。
  昼には曇りという天気予報もありましたが、ありがたいことに晴天が続きます。さあ来い。ほぼ定時に、トンネルから見慣れたお顔が登場。架線柱4本目、5本目と順番にレリーズをおしこみます。久々の素敵なストライプ編成は、聞き慣れたMT54サウンドを響かせてタイフォン一発トンネルに入っていきました。思わずガッツポーズ!
さて、帰宅後PCで確認すると何か微妙におかしい。うーん、HMが白幕なんですよねえ。こういうのをまさに画竜点睛を欠くっていうところでしょうか。とは言え、7年ぶりの185@稲取俯瞰。E257 5000番台とあわせて最高に幸せな2023年の撮影スタートとなりました。
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2023年2月18日 伊豆急線 伊豆稲取-今井浜海岸

E257 5000番台 踊り子51号@稲取俯瞰

 新年からずっとお休みしておりました。何のことはない、撮影に出かける暇も無く過ごしていただけです。ということで、2月も半ばでようやく本年の初撮影と相成りました。しかも「こいつをここで!」とここしばらくその日を虎視眈々と待ち続けたその日の到来となりました。
 波動輸送用に準備された5000番台ですが、寓居近くの大船で最初見たときから「こいつが185の後継車なら追っかけたのに・・・」とぞっこん惚れ込んでおりました。(どうせならストライプにすればもっと面白かったんでしょうがね)。2000番台に比べて、映えますよねー。そして、夢に思い描くのは、踊り子運用で稲取俯瞰を行く5000番台。
 いずれ河津臨での運用があるんじゃないかと期待しておりましたが、ほいほい51号・53号への運用が*ヤ情にキラキラ輝いておるではありませんか。しかも、ちょっと探ると2月18日には185の団臨も。「こりゃお祭りじゃないの」と天気予報をにらみつけ、念力を投入して前日は禁酒で早々に就寝してその日を迎えました。
 稲取俯瞰へは、一昔前に通い倒してすっかり卒業気分。そうそう最後に訪問したのは2016年。その後の185引退の時期をへてさてどう変わっているか・・・
 早朝に現地着。記憶を頼りに行くと、何とかつては獣道を行くという感じでしたが、しっかりした道がついており、なんとまあ、お立ち台は以前の数倍に広がっているではありませんか。まあ、時の流れとともに消え去った撮影地は浜の真砂のごとくでありますが、時とともにこういう事例もあるんですねえ。
 一番乗りでベストポジジションを確保。踊り子51号は9連ですからかつての踊り子の記憶でアングルを固めます。はじめ、朝日に赤く照らされていた海は、陽が昇るにつれて青みを増していきます。青いという表現を超えた伊豆急沿線ならではの群青色にも近い深い色と白く砕ける波、うっとりするような光景の中。思い焦がれたその時がやって参りました。伊豆稲取発車から数分、高まる緊張の中、トンネルから白地に緑の優美な編成登場。ここぞとレリーズを押し込みます。ああこの達成感、この一年もお世話になります!!
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2023年2月18日 伊豆急線 伊豆稲取―今井浜海岸


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鉄路の四季を追い続けて幾年月。鉄路の主役は変わっても美しい四季のたたずまいを追い続けたいです。時には、大好きな音楽とお酒の話題も。

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