2021年紅葉 御殿場線 

 明日から12月。今年もあと一ヶ月となりました。ここまで散々予告していた紅葉の撮影ですが、スケジュールと天気の都合でここまで2回の撮影となっています。ということでまずは、第一回のご報告。
 最初のターゲットは、御殿場線。近場かつ標高の高い内陸部からスタートです。御殿場線沿線の美しい紅葉風景は、たくさん発表されていますが、この日午前位置に選んだのはお知り合いが発表されていた第四相沢川橋梁です。木々の成長で撮影が可能か不安でしたが、何とか撮影が可能でした。ただ、成長した木の陰がどうしても入ってしまいます。
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2021年11月13日 御殿場線 駿河小山-谷峨
 この日のメインターゲットは、午前中に訪問した第四相沢川橋梁を反対側から。というか8月に報告した「青い淵」の紅葉版。これには大いに期待していました。車両に光が当たるのは14時以降。一方、おそらく15時には陰に入ると予想されますのでチャンスは多くはありません。午前位置からぐるっと回って到着しますと、紅葉はまずまずですが、夏場と異なり、青い淵の部分に影が差し込みます。あらあら・・・・
 まずは、定番位置で一枚。ただ、まだ車両に十分光は当たりません。それにしても影が・・・・
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 だんだんと、太陽が回り込み光線がよくなってきましたが、影は伸びる一方でとうとう川を覆ってしましました。そこで一工夫。手前に紅葉を置いて影を隠すという作戦に出ましたが、鉄橋部分が短くなしまいちょっとカツカツ。手前の紅葉も中途半端。うーん、むつかしいなあ。ここは新緑狙いかなあとちょっと不完全燃焼と相成りました。
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2021年11月13日 御殿場線 駿河小山-谷峨


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500!

 11月26日に、訪問者数500となりました。皆様に感謝申し上げるとともに、500のキリ番踏まれた方、おめでとうございます。
 ということで、300に引き続き500系新幹線。300系と同じ日、同じ場所での撮影です。というか、この日は早春の湖西線の撮影の後にそろそろ東海道新幹線からの撤退の可能性が見え始めた500系の姿を収めておこうとのたくらみでした。
 いま、フイルムを見返すと、300系、500系、700系を連続して撮影しています。東海道新幹線での活躍は、300系が1992年から2012年、500系が1997年から2010年、700系が1999年から2020年。今では700系一族の子孫が東海道新幹線を担っていますが、この時期、まったくフォルムの異なる3種類の車両が走っていたんですね。
 500系は、航空機に対応するためJR西日本が320km/hr走行が可能な車両として開発。ただ、東海道新幹線区間ではその実力は発揮できませんでした。そのスタイルは、実にかっこいいですね。写真は、特徴的な先頭車両のフォルムを引き出すために選んだアングルです。ただ、利用者としては天井と裾を絞ったため車内が狭く感じられ、東京出張の折には「揺れる300系」と「狭く感じる500系」は避けていたのが現実でした。
 500系、現在も山陽新幹線で8両化されこだま運用に用いられています。一部は、エバンゲリオンになったりキティーちゃんになったりしました。ただ、私にとってはあの16両フル編成で速達のぞみとして東海道・山陽をぶっちぎっていた姿や有楽町あたりをさっそうと通過する姿が忘れられません。
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2008年3月 東海道新幹線 米原-岐阜羽島


月食

 昨日は月食。部分月食とはいえほぼ皆既月食。しかも、空は綺麗に晴れ渡っていますので前回のハンターズムーンに引き続き撮影を試みました。
 大型三脚にAPS-C機+400ミリレンズ+1.4倍テレコンと換算ほぼ900ミリでの挑戦です。事前で調べたところ、食の最大の後、下から影が抜けてくるようです。この姿には、私には一つの憧れがあります。そいつがこれ。
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 ジョージ セル指揮クリーブランド交響楽団のブルックナー作曲の交響曲8番のジャケット。セルのキリキリの緊張感あふれる演奏が、このジャケットのイメージにぴったりで、クラッシックにのめり込みはじめた中学生の私に強烈な印象を残しました。
 ということで、本日のご報告は、食の最大から30分後あたり。ただ、陰の部分と陰が抜けた部分のコントラストが大きいので結構苦労しましたが、晩秋の冷たい夜気に包まれた撮影中、セルが遺してくれた緊張感あふれる1楽章冒頭が、頭に響き渡る幸福な時間でもありました。
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2021年11月19日 鎌倉市の寓居にて
 ところで肝心の鉄ちゃん活動ですが、紅葉シーズンが始まりすでに御殿場線からスタートしています。こいつはまとめて、お届けしますね!

汽笛一声新橋を

 そろそろ紅葉シーズンだねえと思いつつも、天気がイマイチなのと紅葉がもうちょっと先のようなので、土曜は引きこもり、引きこもってばかりじゃダメなので日曜午後に(再現)旧新橋停車場に行って参りました。
 新橋駅から5分程度のところに、ありましたありました、いやはや立派なもんです。これが明治4年にできたときはまさに文明開化の象徴だったんでしょうね。再現駅舎は、企画展示室として利用され丁度、南正時さんの東北・会津の蒸気機関車写真の展覧会が開かれていました。書籍・雑誌でお目にかかったことのある写真が多く懐かしかったですねえ。さて、外にはプラットフォーム遺構と再現プラットフォームと0哩標識と再現軌道が有りました。再現軌道はちゃんと双頭レールが使われていましたよ。
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 とは言え、まああっという間に見学は終了。せっかくだからいつもは前を通り過ぎるだけの新橋駅前のC11292を訪問し写真を撮って参りました。C11292は姫路第一機関区最終在籍蒸気で播但線の姫路-寺前の区間列車に利用されていました。中学生の時、播但線に撮影に行ったおりに、撮影しているはずです。シールドビームで戦時型ということで少々難ありですが、雨ざらしの静態保存としては本当に綺麗に保全されています。今の時代までよく残ってくれたこと。関係者の皆さんの努力に感謝ですね。今度写真を探してみようと思います。
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2021年11月7日 新橋にて

水と緑の世界(第2幕)

 さて、午後の撮影地です。第1川音川橋梁の堰は消え去りましたが、この夏 某ブログで同じ川音川の別の堰を取り込んだ実に魅力的な写真が公開されました。ちょうど午後に光線があたりますので本日のお誂え向きのターゲットです。場所はすぐに見当がつきましたが、この撮影場所へ行くには渡渉が必要です。足元を固め、浅瀬を選び、増水時は絶対渡らない、撮影中も水量の変化はないか常に気を付けるなど十分な注意が必要です。というわけで、慎重に歩を進めて現地到着。広くとっても、接近しても縦位置でも横位置でもそして様々な可能性のある場所ですね。これは、これからが楽しみです。
 あれこれ撮影する中、やがて15時を回って太陽が低くなってきました。15時30分を過ぎてベタベタの光線を受けてGSEはこね54号が通過。水の青さが際立ちますね。次は16時過ぎ。一方、振り返るとあと30分でこの辺りは山陰に入りそうです。さあ、今日は終了。「あとは、おいしいビールが待っているぞ!」と大満足の中、落胆に始まった撮影行を終了いたしました。めでたし めでたし。
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2021年10月23日 小田急線 新松田-渋川

水と緑の世界(第1幕)

 この夏の豪雨で、川音川の護岸が大きく崩れました。ちょうど、第1川音川橋梁の撮影ポイントあたりなので、どうなってしまったか気になるところです。現場に到着すると復旧工事が終了し大きな土嚢が3段に積み上げられています。この撮影ポイントのキモであった小さな堰は残念ながら見事に消え去ってしまいました。以前は川岸におりて低く構えて堰を手前に取り込むのが定石でしたが、こうなると考え方を変えましょう。大きな土嚢が組み上げられていますので、新たな立ち位置ができたも同然、そうここから俯瞰気味に撮影すれば新たな世界が広がるかもしれません。川のコバルトブルー、山の緑、青い空そして鉄橋を配置していくと、いい感じじゃないですか!ひっきりなしに来る電車を材料にアングルを固めた中、GSEスーパーはこね7号がやってきました。いいぞ!!この先の紅葉、来年の新緑が楽しみです。ということで、先ほどの落胆からすっかり回復。VSE、GSE、MSE、EXAとお気に入り8000系を一気に絡めとり午前の部は終了。瀬音を聞きながらお昼を食べて午後の撮影に備えます。
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2021年10月23日 小田急線 新松田-渋川

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Tomo

Author:Tomo
鉄路の四季を追い続けて幾年月。鉄路の主役は変わっても美しい四季のたたずまいを追い続けたいです。時には、大好きな音楽とお酒の話題も。

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