嗚呼 冠雪富士(第2幕)

 がっかりする中、酒匂川陣地は放棄。転進あるのみ。ということで川音川に向かいます。まだ山頂は見えるかしらと第3橋梁にたどり着くと、何とか山頂は見えています。ご同業は2名ほどおられますが、きっとはこね2号通過時にはたくさんおられたんでしょうねえ、なんて考えながらカメラをセットします。まずVSEはこね53号が通り過ぎていきます。そして、本命の上りGSEはこね80号がやってきました。うーん山頂は、みえていますが、なんとも・・・・・。これにてすっかり課題となってしまったトリコロールカラーの世界。富士山を課題にするのはホント大変で全面晴れでも富士山だけしかも通過時のみアウト!!のなんて繰り返しの中でようやく得られるチャンス。過去に駿豆線で1コマ得るのに5回通った記憶がよみがえります。重い課題を背負っちゃったなあ。一方、まだ午前10時。富士山を考えなければ今日はバリ晴れ!さあ、気を取り直して、水と緑の世界に行きましょう!
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2021年10月23日 小田急線 新松田-渋川

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嗚呼冠雪富士(第1幕)

 冷たい雨が降り続いた10月22日(金)。最高気温は、寓居のあたりでも10度前後。そして、翌23日の天気予報は朝から終日晴れ、しかもGPVを見ても結構黒い。「こうなりゃ、富士山撮影に行かなきゃ」と即決。未明に起きて空を見ると、星の輝きが美しいこと!支度を整え、始発バスで出かけます。ターゲットは、ロマンスカー。問題はどこで撮るかです。新松田を挟んで酒匂川堤防か、第三川音川橋梁か、悩みましたねえ。酒匂川は、上下線が離れているので下りしかうまく撮れません。一方、川音川は上り下りともにOK。当日はお昼には気温20度にまでなるという予報で、そうなると富士山に雲が沸くのは必定。朝は富士山が見えても10時には厳しいでしょう(これも甘かった!)。GSE、VSEの運用を考えて・・・・・・で、結局 酒匂川→川音川という順番にしました。というのは、富士山の後は川音川上流への展開をもくろんでいたゆえの判断ですが、その吉凶は神のみぞ知るところです。
 さて、バス停からはバラ色に染まる赤富士、東海道線・小田急線からは青空をバックに純白の富士が見え今日のVの予感にワクワク。ところがどっこい、酒匂川堤防に着きお気に入りの場所でカメラを構えると、早くも下から雲がモヤモヤと富士山に絡みだしました。イヤーな予感の中、まずは8時30分ごろにVSEはこね51号がなんとか無事通過。しかしこのアングルでのGSEはまだ抑えていないので今日の狙いはこいつではありません。

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2021年10月23日 小田急線 新松田-開成
 VSE通過15分後に小田原からGSEはこね2号が通過。青空をバックにして赤・青・白のトリコロールカラーが鮮やかです。しかし、架線柱が離れているここでは上りはイマイチですね。

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2021年10月23日 小田急線 新松田-開成
「川音川ならVだったのになあ」なんて考えているうちに雲が活性化。山頂が見え隠れする中、ひやひやしながら待つこと10分。丁度、雲が山頂を隠したその時にGSEはこね3号が鉄橋通過。「ああ、川音川に行くべきだった・・・・」と悔やんでも後の祭り。ということで落胆の中、午前9時ごろに第1幕は終了と相成りました。


ハンターズムーン

 10月20日の月は、月齢13.7で満月。10月の満月は英語圏では「ハンターズムーン」と呼ばれているようです。10月は月明かりを頼りに、ハンターたちが獲物狩りをするとか。昨日は朝の冠雪した富士山から夜の満月まで、いろいろ楽しませてもらいました。帰宅後、月の美しさに誘われカメラを取り出し満月撮影。100-400ミリレンズに2倍テレコンつけて換算800ミリ。三脚がいるところですが、ずぼらして手持ちで撮影しました。きりりとした秋の夜気の中で煌々と輝く月が美しかったです。
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2021年10月20日 22時過ぎ 鎌倉市の寓居にて

TEEラインゴルド

 ずっと気温の高い日が続いていましたが、今日になってぐっと気温も低くなり冷たい雨が降り続いています。冷え込みが紅葉の決め手となりますが、今年の紅葉はどうなるでしょうか。
 さて、曇天で霧雨模様の休日、ふと思い立ち横浜の原鉄道模型博物館に行って参りました。今回は気合い入れて一眼レフ持参です。HPを見ると14日に再開したばかり。切符は時間制で入場者の数を限っているようです。私は、朝10時頃に予約を入れましたが、15時に訪問した時には当日券は売り切れでした。
 2度目の訪問ですが、原信太郎氏のコレクション、自作模型の数々は本当に素晴らしいですね。なんと言っても、ジオラマがすごいです。1番ゲージ・架線集電・閉塞システム、鉄レールと限りなく本物に近い走りっぷりです。結局15時すぎから閉館の17時までジオラマにかじりついていました。昨日の私にとっての目玉はTEEラインゴルド、むろん名機103牽引です。
 昔々、学生の頃にヨーロッパへ鉄道+音楽趣味満喫の旅をしたことがあります。その時、長年の夢だったラインゴルドに乗りました。スイスのBaselからライン川の風景を楽しみながらの旅です。ただ、終着のアムステルダム中央駅までは行かずArnhemで下車し、今度は夜行列車でスイスのLuzernを目指しました。というのは、夜行列車をお宿にして経費節約が必要だったのと、この旅の目的の一つがLuzern音楽祭の参加だったからです。毎日、カラヤンやクーベリックやアバドが登場する夢のような日々でしたね。もちろんLuzernの交通博物館も訪問いたしました。
 とまたまた長くなりました。鉄道模型の撮影ですが、前照灯が見え近づくにつれて緊張が高まるのはいつもと変わらぬ充実感でした。でもやっぱり、自然を満喫しながらの撮影が一番。さて、紅葉どこで撮ろうかな。
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2021年10月16日 原鉄道模型博物館にて

300 !

 10月12日に閲覧者300となりましたので、ここは懐かしの300系新幹線で。
 最高速度を50km/hも向上させ、東京-大阪の所用時間を30分近く縮める「のぞみ」を生み出した立役者ですが、そのデザインは0系100系200系の系譜とは異なるもので当時の私にとっては「イマイチ」な印象で、乗り心地も「速い=揺れる」でしたねえ。写真は、早春の伊吹山をバックに先頭3両を切り取ったもので、今となってはこの独特のフォルムも懐かしいです。ケーブルが思いっきり車体にかかっており鉄道写真のお手本からは程遠いものですが、よく撮っておいたものだと思います。
 昔々、現役SLを追っかけまわしていたころ、DL牽引の客レ(もちろんオハ35他旧客)、キロを含む本格的な特急・急行編成、はたまたローカルのキハ17等々、貧乏な中学生にはフィルム・現像代がもったいなかったとはいえ今となっては「なんでもっと撮っておかなかったんだろう」と思うばかり。そうですね、「やってきたものは何はともあれ撮る」とはあるプロの方お言葉と聞きましたがその通りかもしれません。ましてやデジカメの時代、1コマのコストはホント安くなりましたからね。
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2008年3月 東海道新幹線 米原-岐阜羽島

コスモス

 前回の続きです。開成-栢山でお会いした方からの情報では「電車から見たところ、数人がコスモス狙いで撮影していた。ただ、花は少なくいい位置が取りにくそう。」とのことでした。例年ならばもう少し後がコスモスの時期と考えていましたが、せっかくの晴天、次なる目標といたしました。
 新松田からトコトコ歩いて酒匂川の堤防に出ると「???」コスモス有りません。よくよく探すと堤防の斜面にちらほら、そして堤防の上にひとかたまりだけきれいに咲いていました。幸い、誰もいませんのでこのコスモスを絡めてなんとかアングルを作ります。いずれにしても花いっぱいという感じを出すのは厳しいので、あれこれ悩んで構図を決めました。ところが、風が結構強く花がゆらゆらとファインダーをよぎります。もうこうなると運次第。EXE、MSE、GSEと撮影をした中でGSEがドンピシャの構図に決まり思わずVサイン。
 やがて、厚い雲が箱根方面からせり出してきました。しばらくは晴れそうにもありませんのでこのあたりで半日ながら実り多い撮影を撤収といたしました。
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2021年10月2日 小田急線 開成―新松田

台風一過(その2)

 さてお次は、逆光側。実を言うと私はこちら側をイメージしておりました。こちら側は、建物などの制限がないのでホント広く撮ることができます。
 まずは、GSEのはこね2号。この時間はまだ雲が残っていましたが、それが実にいい感じとなりました。そして1時間後のVSEのはこね6号。この時間になると、雲も去り見事な晴天ですが、太陽が昇るにつれ先のものより少し単調かな。それから少しゴースト発生。レタッチという手もありますがここはそのまま掲載します。
 いずれにしても、順光、逆光側ともにイメージ通りの撮影ができて大満足。ご一緒した方から、酒匂川堤防のコスモスの情報をお聞きしたので、新松田に移動です。
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2021年10月2日 小田急線 開成-栢山

台風一過(その1)

 台風16号が去って見事な晴天となった今日、緊急事態宣言も解除されたこともあり早速のお出かけといたしました。この青空を画面いっぱいに捉えたいと選んだのは、この夏から通っている小田急線開成-栢山。
 現地には7時半ごろつきましたが、なんとまあ雲がどーんとあってあらあらという状況。まあ、いずれ雲も抜けるだろうと、三脚を立ててあれこれアングルを探しますが結局いつも通り。夏の間は水田をいっぱい入れていたのを今度は上に振って空を入れるという安直な画面構成ですが、これが欲しくてやってきたのですからね。そのうち雲も徐々に退散し、途中で同業の方が来られて楽しく談笑する中列車を待ちます。
まずは、順光側で、VSEと8000系。(続く)
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2021年10月2日 小田急線 開成-栢山

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Tomo

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鉄路の四季を追い続けて幾年月。鉄路の主役は変わっても美しい四季のたたずまいを追い続けたいです。時には、大好きな音楽とお酒の話題も。

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