2023年桜紀行 その4 富士とともに-2

    朝一番に御殿場線で目標達成。さて次は?この近在で「フジヤマ、サクラ」となると天下の東海道本線のここを忘れてはいけません。富士川-新蒲原の跨線橋。ということで、「富士山が見えるうちに!」と急ぎ転戦です。
 さすが有名ポイント、複数の方がすでに構えておられましたがネタ物がないこともあり、まったりした雰囲気に包まれております。ご挨拶をして、三脚を立てて、カメラセットして定番構図を作るべくファインダーをのぞくと大問題が発覚。なんとまあ、かつてはなかったケーブルが敷設され列車のお顔にもろかぶり。なんとかライトにはかからないようにはしたもののこればかりはどうしようもありません。さらに、なんとなく腑に落ちないところが。よく考えると、桜にかつてほどの勢い・ボリュームが感じられないのです。満開を少し過ぎているのかもしれませんが、それ以外に太い枝が折れているなど桜(ソメイヨシノ)の老化も原因の一つかもしれません。
 日本の多くの桜は戦前・戦後から高度成長期にかけて植樹されたものですが、ソメイヨシノの一般的な寿命は60-70年、長くて100年とされ、そろそろ勢いよく花を咲かせるのが難しくなってきているのではないかと思います。クローンであるソメイヨシノ、開花も落花も同じ場所では同時というのが愛される理由の一つでしょうが、クローンゆえに老化も同時進行というのは何とも皮肉な話ですね。
 そんなことを考えながら、こちらも引退の日が刻々と近づく211系や東海道貨物輸送の盟主EF210などを短い時間で  「フジヤマ、サクラ」とともにとらえることができ当初目標は達成となりました。ただ、気温の上昇とともに富士山の周りに雲が発生しあっという間に富士山頂付近は雲の中に。本日の「フジヤマ、サクラ」撮影はここまでとこの場は撤収といたしました。
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2023年4月 東海道本線 富士川-新蒲原

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年末恒例 残念大賞2022!

 本年も恒例の(といっても2回目ですが)厄落としによる来る年の激Vを祈念しての残念大賞の発表です。
 一年を振り返って、最も悶絶ししばらく地面に突っ伏して動けなくなった場面はどれだったか・・・・そうそうあれです。すでにブログで報告させていただいた、遅れ5086レ真鶴俯瞰轟沈事件。
 梅雨明け宣言に誘われて、真鶴俯瞰でのサンライズ、EF66、EF65の一網打尽を企んだのはいいものの、例のごとく貨物遅延。66レEF66は1時間20分遅れ。そして2時間遅延で大本命のPFの5086レ。遅れが逆に幸いしS字中央の陰も消え全編成に陽が当たる理想的な状況。遠くに、国鉄色のカマが見えたときの胸の高鳴り。さあ来るぞ!まさにその瞬間、下り線にやってきたのは・・・・。
 いつもなら列車走行位置を調べて被りの可能性を考えるのに・・・・うかつとは言えこのときばかりは悶絶ししばらく起き上がれませんでした。まあ、これで厄落とし。来年もいい絵がとれるように鉄の神様にお祈りする所存です。
 改めて、当ブログへの訪問ありがとうございました。来年は、紅葉で味をしめた中央東線ほかこれまでより少し行動範囲を広げたいものです。新年のご挨拶は都合により2週目になります。皆様、良き年をお迎えください。
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2022年7月2日 東海道本線 真鶴-根府川

爽やかな秋空のもとEF65PF様ご登場!

 「さてこの週末は?」と天気予報とGPVをにらみながら、喜んだりがっかりしたりするのが長年の習性となっております。アゲアゲ予報を出すサイト、悲観的予報を出すサイトそれぞれ個性があり、それを念頭に入れての毎度の出撃決断でございます。 
 というわけで、「一日中晴れ」を連呼する各種予報サイトと前日夜の黒っぽいGPVをみて朝の下り貨物を狙いに石橋への出撃を最終決断。現地に着くとなんとまあすでに先客がお二人も三脚を構えておられ、事前情報も無しにEF65牽引の遅れ5087レとのご対面のチャンスをいただくという機会をいただきました。申し訳ないくらいありがたいことです。
 今日は海が青く、丹沢山系の大山も凜々しい姿を見せてくれます。秋の低い光線に照らされて7時30分過ぎから、2059レカンガルーライナー、3075レEF66様、5061レカンガルーライナー、8067レトヨロンと続々とご登場の中、〆は千両役者の5087レ様のご登場と相成りました。
 遠く早川の鉄橋を見つめます。おお、確かに先頭は国鉄色、しかもフルコンじゃない!!さっき上りの普電がいったので裏被りはないはず。レリーズを握り直し息を止めてトンネル出口を注視。その時、EF65 2080号機を先頭に、5087レが登場。豪快に鉄橋を渡っていきました。思わず、ガッツポーズ。先客の皆様からも笑みがこぼれます。
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 この日は綺麗なカマ+専貨という組み合わせが多かったのもうれしかったです。2059レは昨年白桃となったEF210 117号機(高齢者の私にとって117号機というとお召しや日南3号のC57 117号機がまず頭に浮かびますが)。そして、8067レは新製間もないEF210 346号機でした。ピカピカのサンシロー様牽引のトヨロンもどうぞ。

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2022年10月29日 東海道本線 早川-根府川

やっぱり直流機は青!

 E257 5500番台もよかったですが、やはりこの日の貨物も報告しなくては。この日は、土曜日なので2059レ、5061レのカンガルーライナーと3075レのEF66貨物の3本をいただくことができました。まず2059レ。何とキティーちゃんコンテナが乗っておりこれまた初撮影。次なる3075レ通過時には、太陽が薄雲の中に入り露出1/3段落ちとちょっぴり残念な結果。最後に5061レが、いっぱいいっぱいの朝の光線を受けて登場。しかもカマはトップナンバーEF210 1号機。すでに青一色に白帯の新塗装となっているため編成は青色に統一され、コンテナの黄色いラインの引き締め効果と相まってその格好良さにホレボレします。「やっぱり直流機は青、交流機は赤じゃなきゃね」なんて納得するのは頭の中身が国鉄時代のままの高齢者のたわごとでしょうか。
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2022年9月10日 東海道本線 早川-根府川
 5061レの撮影が終わっても時刻はまだ8時過ぎ。1カ月ぶりの撮影をここで終える理由はありません。すぐに次のターゲットに向かって移動です。
 ところで、E257の根府川からの折り返しは見事なまでのE231の前かぶりでございました。これがこの日の厄落しになればよかったのですが・・・・

初撮影 E257 5500番台

 しばらく更新を怠り申し訳ございませんでした。あっという間に9月に入り秋の撮影シーズンとなりましたが、その一発目はE257 5500番台です。
 185系の後継として投入されたE257、どうも私にはあの配色と塗装パターンが気に入りません。ということですっかり伊豆急線から足が遠のき東海道線も貨物狙いで時々となっておりました。そういうE257ですが、波動輸送用の5000・5500番台は、初めて見かけたときからすっかりお気に入り。いつか撮影してみたい(もちろんネフハヤなどの風光明媚なところで)とチャンスを狙っておりました。ようやくタイミングが合ったのが、先週末の「特急 小田原・甲斐国」。**情によると、朝の小田原送り込みに根府川まで往復してくれます。時刻を確認すると、丁度2059レと5061レのカンガルーライナーに挟まれ、EF66の3075レとほぼ同じ時間。これはこれはわずか1時間弱の間に大漁が見込まれるじゃないですか。ということで、いそいそと定番の石橋へ。
 ツクツクボウシが夏の名残を告げる中、だーれもいない定番撮影地に三脚を立てます。5500番台なので5両編成。さてどこで切るべきか。E231の普電であれこれ確認していつもより1スパン手前とします。この日は、2059レにキティーちゃんコンテナというおまけもあってずいぶん楽しむことが出来ました。
 やがて、トンネルから顔を出したE257 5500番台。緑が白地に映えて素敵です。「こいつが踊り子の塗色なら追っかけ回したのになあ。」と思いつつ、もう少し真剣に追っかけるといい宿題をいただいた気分となりました。
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2022年9月10日 東海道本線 早川-根府川

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鉄路の四季を追い続けて幾年月。鉄路の主役は変わっても美しい四季のたたずまいを追い続けたいです。時には、大好きな音楽とお酒の話題も。

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